側面のマチ部分を開始
インコリョーシカ試作2号は正面の部分のカービングや彩色でストップしていました。
次は、一番、難しい側面のマチ部分です。このマチのサイズをピッタシ合わせるのが最大の難関です。
つい、最大の難関をやるにあたり、ひるんでいたけど意を決して再開・・・
これは、作りかけのインコリョーシカの側面のマチ部分です。
下は、刻印前の実物大のコピー&刻印を打った後で伸びた革・・・↓
上の画像下の革がかなり伸びている事が分かります。
未だ濡れているので乾くとどうなるのかが不明。
測るのは忘れたけど、目測では
何と1.3か1.5cmぐらい革のサイズが変化しました‼
以前の試作1号のマチの失敗について!
以前、インコリョーシカ(試作1号)を途中で、側面のサイズが合わず、途中で切って、一部、縫い直しがありました。
試作1号のインコリョーシカのマチ部分の側面を縫い付けていますが・・・
途中で長過ぎる事に気付きせっかく縫ったところを一度、切って長さを合わせる事に・・・。
側面が一枚革でなく3枚構造で出来ていたので、切ってもデザインの影響が少ないファスナー側の革を短くすることにしました。
上の写真で革を短くしたので側面のファスナーの革と下の方の切り替えの革は、縫い直しになります。
以前の試作1号の失敗の原因を現在検証・・・
この失敗の原因は、この試作1号の時はよく分かりませんでした・・・。
設計ミスか革が伸びたのか・・・いずれかだと思いました。
だが、今から思うと、一番の原因は、革が伸びた事だと思います。
この時は、刻印を打つ前の革の長さを計測もしていない為、不明です。
側面を一枚革でなく切り替えデザインにしたので、
長さの設計をミスったのかとこの試作1号の制作時は、思いました。
このインコリョーシカより何年も前に作ったマトリョーシカ型ポーチは
実は側面を切り替えにせず一枚革で作っています。
一枚革だと縫い代が、たくさん無いので、設計が簡単です。
インコリョーシカの試作1号は、縫う箇所も増える難しい切り替えデザインの側面にしたのです。
使用する革のサイズが小さ目なので、長い側面を1枚革で作れず、切り替えデザインにしたのです。
それが原因でうまくいかなかったと思ったものです。
しかし、たぶん、原因は型紙設計のミスというよりも革が伸びた事だろうと、今では思います。
革が伸びるのは予想以上・・・試作2号の制作中に判明
革が伸びるといってもせいぜい、おおくても5ミリ程度と思っていました。
今回5/11にやった試作2号で分かった事ですが
予想以上に伸びます。
まさか、1.3~1.5cmも変化するとは想定外!
革は伸びるといろんな所で聞いてはいたけど、想像以上に伸び過ぎです。
小物で1.5cmも伸びたのでは、サイズが合わなくなるのも当然です。
あまり革が伸びてない場合もあり・・・
インコリョーシカの正面と裏面は、型紙と合わせたけど、伸びていません。
むしろ若干、型紙より小さいくらいです。ほんのわずかです。
乾くともしや縮む???↓
側面の切り替え部分。底に近い方は、少し伸びました。数ミリだけです・・・↓
側面の着彩
とりあえず着彩まで終えました。これが乾いたら型紙と合わせてみます。
乾くと、少縮むかもしれません。
乾くと縮む革
側面26センチ⇒27.5センチ⇒26.75センチ
刻印後27.5cmぐらいだった革・・・。
↓↓↓
何と完全に乾いたら26.75cmに変化。
乾いたら縮みました。しかし、元が26センチなので、誤差が7.5㎜程度になりました。
濡れている時は1.3~1.5㎜も誤差が型紙から出ました。
縮んだとはいえ、元の型紙よりあいかわらず7.5・・・8ミリに近いくらいは大きいです。
濡れている時は、本当の長さは不明です。
縫い合わせる時は、完全に乾くのを待つべきです。
側面の下の切り替え部分の革
乾く前も少し大きいけど、こちらは乾いても元の型紙と大幅に違わないです。
一面の模様を刻印した黄色の側面の革は伸びたけど、他はさほどでもありません。