昭和レトロは好き

懐古趣味なので、昭和のモノがとっても好きです♪  #昭和レトロ #レトロポップ
「ポンてゆ手作り雑貨店」のツイッターの方では、趣味で「昭和レトロ」等のツイートをこれまで何度かしてきましたが・・・
このブログでは初めてかもしれません。

今回は、まず昭和の手芸雑誌にある遊び心たっぷりな「ソーイングセット」を紹介・・・

カニさん・てんとう虫さん・小鳥さんのミニソーイングセット

「手芸フレンドピチ」1979の6月号6ページ↓画像
2021-04-04-Sun-01-蟹さんのソーイングセット_DSCN0039_0000

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カニさんはオーソドックスに赤いのもあるけど、ピンクを基調にいろんな色のカニさんのソーイングセットもありますね・・・。
てんとう虫さんは、色が緑なんで何の虫か最初は不明です。
小鳥さんは種類は謎ですが飼い鳥ですね。

ソーイングセットを持つのが女子のたしなみでもある時代・・・
そのたしなみであるソーイングセット自体も作るというのは、本当に女の子らしいですね・・・

 

【作り方のページ「手芸フレンドピチ」1979の6月号90~91頁】
2021-04-04-Sun-02-ソーイングセットの作り方_DSCN0035_0000

こういうミニソーイングセット自体を手作りとはいいですよね・・・。
当時は、手芸のできるおねえさん方が多い時代・・・
小学校高学年から中学生くらいまでを対象としているようですが、結構、手芸のレベルは難しいです。

「手芸フレンドピチ」1979の6月号

カニさんやてんとう虫さんのソーイングセットが載っていた手芸雑誌「手芸フレンドピチ」
2021年の今は42年前の手芸雑誌ですね・・・
2021-04-04-Sun-03-昭和中古本-手芸フレンドピチ_DSCN0034_0000
今から40年前や50年前、手芸や洋裁などの雑誌が結構ありました。
上の画像の「手芸フレンドピチ」は、「学研」から出ています。

ソーイングセットは女子のたしなみ

昭和の頃のしつけの本やエチケット入門とか見ていると・・・
「ソーイングセットは女の子だったら持ち歩きましょう」とか書いてあるんですよねぇ・・・。
さっと、ほころんだ所を直せるのが素敵という事ですね。

昭和の頃、ソーイングセットを持つ事が女子のたしなみなぐらい、手芸できる事は一般的な事でした。
実際に私が持っている古書にソーイングセットを持ち歩こうという事が描かれている実例があります。

『女の子のしつけ方』浜尾 実-氏(元 東宮侍従)著

これは、古書の実際の写真です。
2021-04-04-Sun-04-女の子の躾け方_DSCN0037_PhotoScape

【ソーイングセットを持ち歩く事を推奨する頁↓】
2021-04-04-Sun-05-ソーイングセットを持ち歩こう_EPSON048_0001

引用↓『女の子の躾け方』浜尾 実-氏(元 東宮侍従)著146~147頁「63大きくなったら針と糸を持ち歩かせよ」

教室で誰か友だちが、クギにひっかけてやぶいてしまった上着などを、さっとカバンから取り出した針と糸でもって、すばやくつくろってやる。そうした女の子の姿を見ると、私はなんとも言いようのない感激をおぼえます。そこには愛らしくて親切な女の子のよさが、象徴的にあらわれているのです。
これは単に、学校の教室にはいちいちミシンなど備えてあるわけがないから、その機械文明の盲点を補うには、たとえば針と糸を持ち歩く必要がある、というような考え方だけではとても説明しきれないよさを、その小さな心づかいは表現しています。そのような女の子に、私は、今の人がいつのまにか失ってしまった心のあたたかさを感じます。
たとえめったに使うことがなくても、母親は、娘が中学にはいったくらいからは、つねにカバンの中に針と糸とを忍ばせてやるべきでしょう。そのちょっとした思いやりで、娘の心の奥ゆかしさをあらわしてやることができるのです。そしてさらにそこから、その母親自身のゆきとどいた心づかいもうかがわれるのです。娘のほうでも、針と糸をいつもたずさえていることで、知らず知らずのうちに女性としての自覚を深めていくものです。

今までおてんばでしょうがないと思われていた女の子が、あるとき、友だちの間でそっと針と糸を取り出してつくろってやるという風景は、友人たちがその子の中に思いがけない女らしさを発見するきっかけにもなるでしょう。
けっして見せびらかすことはしないでいながら、非常の場合にそのような小さな道具を持ち出してくる娘には、その一針一針は動じに思いやりをも縫い込んでいくという、あたかかくてほほえましいものを誰もが感じるにちがいありません。言いかえれば、母性ということなのでしょうが、こんな小さなことだけでも、娘の心に女らしさが芽ばえてくるものなのです。

「63大きくなったら針と糸を持ち歩かせよ」の感想

古風な雰囲気の文章に心惹かれます・・・。

『今までおてんばでしょうがないと思われていた女の子が・・・』と、書いてある
この文章の中にある「お転婆」という言い方そのモノを最近しませんよ。

この本のように・・・
女のコなのに「男勝りな子」に対し、昭和の時代は「お転婆」とか「おてんば娘」とか言ってたりしました。

「お転婆」という表現事態、昭和っぽいですね。(男勝りの言い方もレトロ)

今、あんまり、活発な子を見ても「お転婆」とは言わなくなったんです。
そう言えば、「お転婆」とほぼ同じ意味の「男勝り」という表現も使わないですよね・・・。

この著者のみる女性らしさが時代を感じますねぇ・・・。

針と糸をいつもたずさえていることで
知らず知らずのうちに女性としての自覚を深めていくものです。

↑↑↑↑
それが女の子らしさとして重要らしいですよ。

現在は、そもそも「女の子らしくなきゃいけない」という価値観そのものがないし、
「女の子らしく・・・」とか、逆に男の子に対し「男らしく・・・」など
性別による「らしさ」を求める事は否定されていますね・・・。

この頃は、男の子っぽい元気な女子が多い時代ですが、まだ女性らしさが良いという価値観を唱えてもいい時代だったという事でしょう。
昭和のいろんな面が今は、面白いですね。躾け方の本としては、現代の時代と違ったところが面白いですね。

挿絵もレトロで好き 『女の子の躾け方』浜尾 実 147頁の挿絵部分のみピックアップ

「大きくなったらつねに針と糸を持ち歩かせよ」に添えられた挿絵が素敵…(#^.^#)
2021-04-04-Sun-06-女の子と糸巻き_EPSON048_0001EPSON048_0001
個性豊かな鳥さんたちが少女を見守る…!
お手伝いで針に糸を通している鳥さんもいます…
このレトロな絵も好きです・・・(^^♪

【まとめ】

ソーイングセットを持ち歩く事は、女子のたしなみ・・・
昭和らしさを感じるアイテムですね・・・。
たんにデザインだけでなく精神的な意味でもレトロな要素たっぷりです。

『ポンてゆ手作り雑貨店』Creema支店 よろしければご覧ください^^↓
https://www.creema.jp/c/ponteyu/item/onsale

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