~身近な材料で簡単に作れる~「秋の手芸百科 332種」
『~身近な材料で簡単に作れる~「秋の手芸百科 332種」』をヤフオクで入手しました。
1980年-主婦と生活-9月号付録です。昭和55年です。
付録だけど、332種もあるとは凄いですね。あらゆる手芸を網羅しています。
ぬいぐるみ、刺繍、生活雑貨、エプロン、バッグ、レース編みなど…
今回、1980年の「秋の手芸百科」の内容をピックアップしてお見せします。
目次を押して飛びたい項目に飛べますッピ
子供が喜ぶアップリケの図案集
『子供が喜ぶアップリケの図案集』は、1980(昭和55)年に流行ったもののようです。
「ドラえもん」は今でも健在です。「一休さん」も長いこと再放送している物です。最近、見かけないけど…。
「がんばれ‼タブチくん!!」「魔法少女ララベル」「宇宙戦士バルディオス」などのアプリッケもあるんですね。
この中でアプリッケ向きは「ドラえもん」の『ドラえもん』『ドラミちゃん』と「魔法少女ララベル」の『ビラ』という猫ちゃんぐらいですね。
人間のキャラだと、持ち物に付いてると、少し恥ずかしい気がします。
インテリア手芸 フランス刺繍
ハート型のクッションの刺繍のデザインはいかにも昭和チックですね。
テーブルセンターも昭和の手芸に多いです。テーブルセンターは必要性は薄いものですが、あると素敵で優雅です。
リュックサックとお弁当入れ
・・・幼児から小学背う低学年向けなのでポップで可愛いです。
上の作品のようにキルティングの布で作ったモノは……市販品のリュックやバックには存在せず、お母さんなどが作った素人のバッグに多い印象。
幼稚園や学童の持ち物に良く使われる素材ですね。
私は昔は、キルティングはいかにも素人の作ったものという感じがして、『キルティング=ダサいもの』として受け止めていました。
でも、今となっては、いかにも手作りっぽいキルティングには、手作り感が強烈に漂う為、垢抜けなくてもホノボノするものだと感じます。
年月が経つと、子供だった当時とは違う気持ちを抱きますね。
又、昭和の頃はいかにも手作りに見えるモノはダサいと感じていました。市販品の方がいいという風に思ってました。
令和の現在は、手作り品とか手づくり感漂うモノを素敵と感じますが、当時は手作りにはダサささえ感じていました。
今みたいにハンドメイドをほめそやす時代ではないのです。でも手芸人口は現在より多いのです。
あみぐるみ 白雪姫と7人の小人
レインボーな感じでカラフルな小人がとっても可愛いです。編みぐるみもこの本にはあるようです。
あみぐるみ:令和の今は素敵だと感じるけど、昭和だった時代は、いかにも手作り品という感じが微妙でした。
今は市販の縫いぐるみは安い時代ですが、昭和当時は縫いぐるみは日本製中心で高かったです。小さくても3千円以上が当たり前です。
そんな時代には手作りの編みぐるみはいかにも安いモノに写ったわけです。
今は市販の縫いぐるみは1000円以下も多いので、むしろ編みぐるみの方がお金もかかってそうで、しかも手づくりとなると素晴らしいものに思えます。
便利でしゃれたキッチンセット
鍋掴み、鍋敷き、ランチョンマット、トースターカバーなどキッチンアイテムです。
251番のトースターカバーは、いかにも昭和らしいモノ。出た!昭和の無駄なカバー文化!と、思いました。
トースターカバーは、はっきり言ってほぼ要らないモノですね。トーストする時にカバー取ってからやらなきゃいけないので、面倒なだけですね。
昭和の頃は必要性の薄いものにカバーするのが流行っていたようです。
この頃のトースターは、おそらくポップアップトースターで、パンが2枚上からポンと出るタイプです。チーズはさんだり予めバターも塗れないタイプのトースターは、あまり役に立たないので、
現在ではオーブントースターが一般的ですね。でも、レトロ好きの間では人気があるので、未だに百貨店とかに行くと、ポップアップトースターが売っています。
しかも値段も非常に高いです。ビジュアル的にはいいので、欲しくなります。ユニオンジャック(英国旗)のデザインのが欲しいですね。
愉快な軍手人形
軍手人形は、軍手を利用するので、縫うところも少なめで楽ちん。しかし白以外の軍手を入手するのが難しい可能性があります。
今でこそインターネットで何とか探し出せるけど、昭和当時はどうでしょう…。
カラー軍手が無い場合、白い軍手を染める手もある気はします。
おしゃべり指人形
チーターとシマウマだけやけにリアルなんですよね。タヌキやウサギやワンコさんやゾウさんはさほどでもないのです……。
ぬいぐるみ マスコット
70年代から80年代にかけ小学生の間で流行ったのがフェルトマスコットです。右の動物シリーズは大人気のフェルトマスコット作家の「ももたろう」さんの作品です。
私は、「ももたろう」さんでなく「大高輝美」さんというフェルトマスコット作家の作品を主に作ってました。
うちに、たまたまあったのが「大高輝美」さんの本だったからで、「ももたろう」さんの作品が趣味ではなかったという事ではありません。
家事が楽しくなるエプロン
右頁264番は、表紙の人がしていたエプロンと同じもののようです。着ているモデルさんが表紙と違うような気もします。
写真のようなデザインの布があってなんぼ!のようなエプロンたちです。
でかいカボチャの柄の布や左頁の右上のコアラ柄の布は、どこにでもあるような布ではないですよね。布そのものを活かす感じの物は、手芸の本には向かないのでは……。
昭和の本は、不親切な解説の本が多いです。全体に不親切な本が多いです。これにしても、一般に入手しづらい布を作例にもってくのもどうかと思います。
作れない人が続出しそうです。布の入手先や通販先の案内でもあるならいいのですが……(-ω-;)ウーン
通園通学、おけいこバッグ
38番のクマさん親子は可愛いです。33番と35番のチョウチョのデザインなら形を変えて大人の人でも持てそうな柄です。
手芸をプラスしたおしゃれバック
水色のバッグがかなりビビットでいいデザインです。しかし円形だと、収納性はいまひとつです。
水色のバッグの左上のカラスに似たような鳥もいいですけど、これは、収録作品の1つではなく、あくまで飾りのようです。
モチーフつなぎ
モチーフつなぎ…下の写真はいわゆるレース編みでしょうかね……。これは、作るの大変過ぎませんか…。昭和の頃は凝ったレース編みが出てきます。やっている人、凄いですね。
大変そうなので、私はヤル気がしません……(^^;。
刺し子…花ふきん
刺し子は、日本の伝統的な刺繍の一種。作例では、ふきんで台所用品です。雑巾とかに刺し子をする場合もあります。
刺し子しは、気取った刺繍ではなくあくまで生活を彩る刺繍です。ふきんや雑巾まで綺麗に装飾して使うとは優雅ですね。
刺し子するのもそれなりに大変なので、ふきんとか雑巾でなく、バッグやランチョンマットにしたい気もしますね。
人の手間というものを現代ほど有難いものと考えなかった時代らしい発想ですね。刺し子を……ふきんや雑巾にするのは……!
スポーツ、レジャー用の大型バック
刺し子のバッグが左頁にありますね。刺し子、非常に大変ではないかと思ったら、刺し子がされているキルティングらしいです。そんな都合のいいモノがあるんでしょうか……。
千代紙細工 愛らしいしおり/子供のためのポシェット6種
千代紙細工の58番のは花嫁人形ですね。こういう花嫁人形のような千代紙細工は昭和の頃にあった気がします。
子供の為のポシェット……いかにもお母さんの手作りという感じのアイテムですね……('ω')
54番のネズミさんのアップリケは可愛いですね。
1千代紙細工 小粋な和本
和綴じの製本まで手芸の本に載っているとは、網羅している範囲が広いです。
「秋の手芸百科 332種」だけにこの一冊で色々出来る感じです!